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今回、和歌山に来るにあたって、密かに企んでいたことがありました。 それはずばり、ラッセル・クーツに質問すること。 ヨット乗りなら知らない人はいないでしょうが、ラッセル・クーツと言えば、アメリカズカップを三連覇した、まさにヨット界の頂点に君臨する男。表彰式のあと、そのクーツを囲むパーティーに招かれたのです。 パーティーの間中、彼の居場所をずっと目で追い、近づけるタイミングを見計っていました。 「すいません質問があるんですけど・・・」 さすが頂点に立つ男。 今となっては、彼はアメリカズカップの名艇長ですが、ロスアンゼルス五輪(フィン級)の金メダリストでもあります。その経験が、いまの彼にとってどのくらい役立っているかを聞きました。 「もちろん大いに役立っているよ。ディンギーの経験は、ほぼそのままビッグボートでも通用する。アリンギのクルーも、全員ディンギーの経験者から選んだ。ヨットの基本を理解するのに、ディンギーよりいいものはない。」 そして最後にこう付け加えてくれました。 ジーーーーン・・・ そのあと記念撮影。 そして後列中央が、ヨット界のミハエル・シューマッハ、皇帝ラッセル・クーツその人です。 我ながら、こういう時のミーハーぶりは日本一。いや〜いい経験をさせてもらいました。本気でアリンギ目指そうかな。 それはそうと、今日7月25日は、忘れられない記念日です。 4年前の1999年7月25日、シドニーの選考に負けました。 それを考えれば、今の状況がどれだけ可能性に満ちているか。1ヶ月後には、アテネでプレオリを戦っています。その1年後には、オリンピック本番! 4年前の涙から野望が生まれ、その達成が少しずつ現実味を帯びてきました。 さぁ、明日も金メダリストと練習。相手にとって不足はありません。
現在、フランスのブレストで、470のヨーロッパ選手権が行われています。 日本からは、関/轟、中村/山田、高木/谷川の3チームが参加しています。初日は軽風で、予選1レースのみが行われたんですが、3グループに分かれたフリートで、なんと日本の3艇が全艇トップフィニッシュ!! つまり、初日を終えた段階では、日本が表彰台を独占していたわけです。 代表を争うライバルとしては、あせる気持ちも無いことは無いですけど、ひとりの日本のヨンナナ乗りとしては、純粋にうれしいですね。2日目以降は、苦しんでるみたいだけど、最後まで集中して、日本のレベルの高さを世界に見せつけてやれ!頑張れ〜! さ、負けないように練習練習…
首が長くなってしまったみなさん、大変お待たせしました。 sailfast 2003 Tシャツ完成。発送を開始しました! 毎年のことですが、実物が来るまで、めちゃくちゃドキドキします。自分でデザインしているとは言え、色みや生地の風合い、全体のバランスは、箱を開けて見るまで分かりませんから。 「あ〜全然イケてなかったらどうしよう…」という不安を助長するかのように、1400枚、28箱の段ボールが届きました。すさまじい量だ… 宅急便のお兄ちゃんが気の毒なほどたくさんの段ボールに、不安と緊張は最高潮! 箱を開けて取り出して、感想は・・・ ハッキリ言って、今年のTシャツは金かかってます。 だって、せっかく買ってもらうんだったら、喜んでもらいたいですから。 老若男女に喜ばれる、カッコかわいいデザインの最大公約数。 いやいやいや。よくぞここまで自分で褒めるなぁ。 パソコンを通じて正確に色を伝えるのって、すごく難しい。同じ画像でも、MacとWindowsで色が違うし、見るディスプレイがCRTか液晶かによっても、全然違う。 実物は、すごく落ち着いた品のいいグレーです。特に、色の落ちたジーンズにピッタリ合います。どうかみなさん、ガンガン着倒してやってください。そして色褪せたら、また買ってください。「それかわいいね」という人がいたら、その人の分も買ってください。お願いします! なにせ僕らのTシャツにかける意気込みは、今までにも増して強くなっています。 「JSAFの補助金がついたから、Tシャツを売らなくても大丈夫じゃないの?」 それは大きな間違いです。確かに去年、国枠を獲得したので、僕らはJSAFの特別強化指定選手に認定され、一定額の経済支援を受けています。 でもそれはあくまで活動費であって、生活費じゃありません。 つまり、このTシャツの売り上げと、広告収入のみで生活しないといけないんです。 とにかく!
みなさんにご心配をおかけしていた僕の肘は、テニス肘と診断されました。 蓄積疲労による、肘の腱鞘炎です。 完全に痛みが無くなるには、しばらく時間がかかりますが、乗れないほど痛いわけでもなく、練習しながら、痛みとつきあいながら治療していくしかありません。 すでにセーリングは再開しました。 石橋が帰国して、ポーランドで居残りしている間も、ただボーッとしていた訳じゃありません。 今月の半ばまで、福岡でみっちりとセールテストをして、プレオリとワールドで使うセールを決める予定です。その後、18日から和歌山で行われる、島精機カップに参加。その後の10日間の合宿にも参加します。せっかく予定より早く日本に早く帰ってきたんだから、できる限り濃密な時間を過ごして、牙を磨いて、夏本番のレースに備えます。 再び日本を発つのは8月4日。それまでに残された練習日数は、もう数えるほどしかありません。 そう。光輝くエーゲ海が僕らを待っているんです。 sailfast | Profile | NEWS | Photo | Diary | Link | BBS | Shop |
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