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プレオリンピックの最中ではございますが、本日わたくし、30回目の誕生日を迎えました。 sailfastを立ち上げた頃はまだ26でした。20代後半の人生を、日記と呼べない日記で、世間にさらけ出しながら生きています。15の頃には、よもや想像もしなかった人生です。 40になる頃は、どんな人生を歩んでいるのかも、現時点ではまったく想像がつきません。 願わくばどんな形ででも、海・ヨットに関わって生きていたいものです。 肝心のレースの方は、中盤から大苦戦。 昨日の第8レースは、20代最後のレースとして自ずと力も入ったのですが、力の方向が間違っていたのか、一生忘れられないレースになりました。 微風の中スタートした艇団が、第1下マークを回る頃に、風がパタリと落ち、大きく左にシフト。集団の一番左にいた僕らは、順位を大きく挽回!したかと思えば5分後にはもっと大きいシフトで右へ! 完全な無風化の中、レースは強引に続行され、トップのアルゼンチンがフィニッシュした頃、僕らはまだサイドマークに向かって、タックともジャイブともつかない方向転換を繰り返していました。 そしてそのまま、サイドマークにたどり着くこともできずに、20分が過ぎタイムリミット。 なんだよ。20代最後のレースがDNFかよ・・・ と、失意のまま着岸し、帰り支度をしていると、身の周りが騒がしい。どうやらあまりの強引なレース運営に、フィニッシュできなかった選手が、こぞって救済の要求を出しているようです。 そうだよな。あれはヨットレースとは言えないよな。いくらなんでも。 意気揚々とプロテストフォームをもらいに。 リコールしたレースで、ほとんど全艇がDNFなんて、実はラッキーでした。 でもホントに情けない、僕の人生にぴったりのメモリアルレースでした。 そんなほろ苦い20代に別れを告げ、明日は30代最初のレースです。 反省は山ほどありますが、それもこれも、すべては来年のための貴重な経験。思いっきり戦います。
プレオリンピックの3日目、男子470は今日はレイデーでお休みです。 さっき、ホテルからマリーナまで、気分転換に走ってきました。 走りながらしみじみ思ったんです。 それに比べて、ヨットのなんと楽ちんなこと!風の力で走っちゃうんだから。 もちろん決して楽なことばかりじゃありません。判断力、集中力、精神力、体力、そして大いなる自然の力を使って勝敗を競うこの競技で頂点に立つことは、他のどの競技より困難だともいえます。 いえるんだけど、でもやっぱり走るより楽です。単純に。 このアテネの街を世界で一番速く走り抜けるために、酸素の薄い高地で、一日何時間もひた走っているマラソン選手たちの練習を思えば、ヨットなんかいくらでも練習できますよね〜。もっと頑張んなきゃ。 さて、肝心のレースの方は4レースが終わって、現在9位です。 次のレースから1カットが入ります。 コンディションは軽〜中風で、とにかくシフティー。 僕らは去年のワールドで国別9位ですから、今の位置はいたって普通。 大丈夫。
ブリュッセルで車を借りてから、ひた走ること2500km!聖地アテネに初上陸しました。 エメラルドグリーンのエーゲ海。レース海面から見るアテネの街並み。 思えば長い道のりでした。いや、車で走った距離じゃなく。 極寒の仙台で、二人きりで練習していた頃から、この海でのセーリングをイメージしていました。 実際に来てみると、街はどこもかしこも工事中。未完成のオンパレードです。しかも工事中なのに、工事なんか全然してない。日中は暑すぎて仕事にならないんでしょう。とても来年までに全ての工事が終わるとは思えません。 街も人も車も、時間の流れ方も、すべてがラテン! 初めてイタリアに来た時も、イタ公の傍若無人ぶりに唖然としたものですが、いやはやギリ公たるや、イタ公以上にイタ公です。 信号無視や一方通行の逆走は当たり前。 例えば、車列の先頭で信号待ちをしているとします。 信号が青に変わる前からクラッチを踏んでギアを入れて、青になった瞬間に動き出さないと、後ろから一斉にクラクションが いやホント大げさじゃなく、コンマ5秒で鳴らしますよ。奴ら。 まぁでも、僕には逆に心地よかったりします。根がいいかげんだから。 肝心のヨットの方は、これが順調そのもの。 すでに計測を終え、明日がプラクティスレース。そしていよいよ20日からレースが始まります。 大会サイトはあるにはあるけど、成績が出るかどうか、まだ不明です。 アテネの海に日の丸を。
予定通り、8月4日に出国しました。EURO 2003のパート2です。 いまはドイツを南下中。目指すはイタリアのバーリ。 なんだかヨーロッパに来たというより、帰ってきた感じがします。 国境をまたいで、ヨーロッパ大陸を縦断するにも、ほとんど地図を見る必要がなくなりました。 でも、当たり前だけど、大事な事だと思います。 初めて遠征した頃は、 こっちに来て彼らと戦う事が、自分にはまだふさわしいと思えてなかったんですね。 それが遠征を重ねて、勝ったり負けたりしながら、徐々に近い存在になって来ました。 キールウィークはキャンセルしましたが、国内でそれ以上の収穫を得て、こっちに戻って来ることができました。僕らのパフォーマンスは、確実に上がっています。 どれぐらい速くなったかは、この遠征の成績が雄弁に語ってくれるでしょう。 さ、明日はアルプス越えです。 sailfast | Profile | NEWS | Photo | Diary | Link | BBS | Shop |
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