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関/轟組が、見事に銅メダルを獲得!
女子の吉迫/佐竹組も最終レースでトップフィニッシュし、総合11位で終えました。
代表のみなさん、お疲れさまでした!

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EURO 2004
3月16日〜20日
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4月17日〜22日
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5月7日〜16日
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8月14日〜29日
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更新情報
リンクにフルハイクと同志社ヨット部を追加。
それと、各コーナー間の移動がしやすくなりました。ページを一番下まで読み進んでも、コーナー移動ができるようにしました。
ページトップのタブもマウスオーバーで色が変わります。
いまさらですが・・・
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1999-2004
8/25 mon メモリアルレース

プレオリンピックの最中ではございますが、本日わたくし、30回目の誕生日を迎えました。
15で出会ったヨットに魅せられ、気づけばもう三十路。
人生の半分こんな生活してるんだな〜

sailfastを立ち上げた頃はまだ26でした。20代後半の人生を、日記と呼べない日記で、世間にさらけ出しながら生きています。15の頃には、よもや想像もしなかった人生です。

40になる頃は、どんな人生を歩んでいるのかも、現時点ではまったく想像がつきません。
まだTシャツ売ってたりして・・・

願わくばどんな形ででも、海・ヨットに関わって生きていたいものです。

肝心のレースの方は、中盤から大苦戦。
もっと上にあがりたいという気持ちが空回りして、振れ回る風にまったく噛み合わず。
現在3レースを残して、18位と低迷しています。

昨日の第8レースは、20代最後のレースとして自ずと力も入ったのですが、力の方向が間違っていたのか、一生忘れられないレースになりました。

微風の中スタートした艇団が、第1下マークを回る頃に、風がパタリと落ち、大きく左にシフト。集団の一番左にいた僕らは、順位を大きく挽回!したかと思えば5分後にはもっと大きいシフトで右へ!
順位下がっとるやないか!

完全な無風化の中、レースは強引に続行され、トップのアルゼンチンがフィニッシュした頃、僕らはまだサイドマークに向かって、タックともジャイブともつかない方向転換を繰り返していました。

そしてそのまま、サイドマークにたどり着くこともできずに、20分が過ぎタイムリミット。
なんと時間内にフィニッシュできたのは、4艇だけ。

なんだよ。20代最後のレースがDNFかよ・・・

と、失意のまま着岸し、帰り支度をしていると、身の周りが騒がしい。どうやらあまりの強引なレース運営に、フィニッシュできなかった選手が、こぞって救済の要求を出しているようです。

そうだよな。あれはヨットレースとは言えないよな。いくらなんでも。
よし、オレらも書こ書こ。オリンピック本番でこんなレースされたら困るし。

意気揚々とプロテストフォームをもらいに。
行って掲示板見て気がついた。
あれ?
リコールじゃん・・・
もともと失格じゃん・・・

リコールしたレースで、ほとんど全艇がDNFなんて、実はラッキーでした。
レースコミッティーよ、強引なレースありがとう。

でもホントに情けない、僕の人生にぴったりのメモリアルレースでした。

そんなほろ苦い20代に別れを告げ、明日は30代最初のレースです。
残り3レース。せめて最後は、自分たちの納得いくヨットレースをしないと。

反省は山ほどありますが、それもこれも、すべては来年のための貴重な経験。思いっきり戦います。
そう。31の誕生日もここで迎えるために。

8/22 fri アテネマジック

プレオリンピックの3日目、男子470は今日はレイデーでお休みです。

さっき、ホテルからマリーナまで、気分転換に走ってきました。
いや、別にたいした距離じゃありませんが。

走りながらしみじみ思ったんです。
あぁこうやって走ることで、オリンピックを目指している人もいるんだなぁ。
つらいだろうな。苦しいだろうな。

それに比べて、ヨットのなんと楽ちんなこと!風の力で走っちゃうんだから。

もちろん決して楽なことばかりじゃありません。判断力、集中力、精神力、体力、そして大いなる自然の力を使って勝敗を競うこの競技で頂点に立つことは、他のどの競技より困難だともいえます。

いえるんだけど、でもやっぱり走るより楽です。単純に。
たとえば5時間ヨットに乗ってもヘッチャラだけど、5時間走れないですからね。

このアテネの街を世界で一番速く走り抜けるために、酸素の薄い高地で、一日何時間もひた走っているマラソン選手たちの練習を思えば、ヨットなんかいくらでも練習できますよね〜。もっと頑張んなきゃ。

さて、肝心のレースの方は4レースが終わって、現在9位です。

次のレースから1カットが入ります。
が、2カットはありません。11レースの1カットです。
そしてそれはオリンピックも同じです。

コンディションは軽〜中風で、とにかくシフティー
毎レース、振れ幅が60°くらいあって、順位変動がメチャクチャ激しい!!成績をまとめるのが非常に困難で、まだまだ全然先の読めない展開になっています。う〜ん。アテネマジック。

僕らは去年のワールドで国別9位ですから、今の位置はいたって普通。
ここからどれだけ上がれるかが、去年からの僕らの伸びだと言えるでしょう。

大丈夫。
行ける手ごたえがあります。もっともっと上に。
期待してて下さい。

8/18 mon 未完成協奏曲

ブリュッセルで車を借りてから、ひた走ること2500km!聖地アテネに初上陸しました。

エメラルドグリーンのエーゲ海。レース海面から見るアテネの街並み。
そして丘の上には、悠然と聳えるパルテノン神殿。
じ〜〜〜ん・・・

思えば長い道のりでした。いや、車で走った距離じゃなく。

極寒の仙台で、二人きりで練習していた頃から、この海でのセーリングをイメージしていました。
それを思うと、ちょっと感傷に浸っちゃう。

実際に来てみると、街はどこもかしこも工事中。未完成のオンパレードです。しかも工事中なのに、工事なんか全然してない。日中は暑すぎて仕事にならないんでしょう。とても来年までに全ての工事が終わるとは思えません。

街も人も車も、時間の流れ方も、すべてがラテン!
良くいえば大らか。悪くいえば大雑把。

初めてイタリアに来た時も、イタ公の傍若無人ぶりに唖然としたものですが、いやはやギリ公たるや、イタ公以上にイタ公です。

信号無視や一方通行の逆走は当たり前。
バイクなんかはノーヘルどころか、
パンツいっちょにサンダルでかっ飛ばす!

例えば、車列の先頭で信号待ちをしているとします。 信号が青に変わる前からクラッチを踏んでギアを入れて、青になった瞬間に動き出さないと、後ろから一斉にクラクションが
プーーーー!!

いやホント大げさじゃなく、コンマ5秒で鳴らしますよ。奴ら。
クラクションに手を置いて待ってるな。間違いない。
日本や北ヨーロッパの感覚で生活をすると、イライラしたり呆れたりすることばかりです。

まぁでも、僕には逆に心地よかったりします。根がいいかげんだから。

肝心のヨットの方は、これが順調そのもの。
一緒に練習していたイタリアの選手から、
You are too fast today. What did you eat this morning?
(お前ら今日速すぎる。今朝なに食ってきた?)って聞かれるぐらい。

すでに計測を終え、明日がプラクティスレース。そしていよいよ20日からレースが始まります。

大会サイトはあるにはあるけど、成績が出るかどうか、まだ不明です。
できるだけ、sailfastで経過をお知らせします。

アテネの海に日の丸を。
描き続けてきたイメージが、現実のものに。
そう。きっとなるでしょう。

8/6 wed 雲を越えて

予定通り、8月4日に出国しました。EURO 2003のパート2です。

いまはドイツを南下中。目指すはイタリアのバーリ。
そこからフェリーに乗って、聖地アテネに至ります。

なんだかヨーロッパに来たというより、帰ってきた感じがします。
気持ちの昂ぶりとか、変な気負いとか、そういうのが全然ない。

国境をまたいで、ヨーロッパ大陸を縦断するにも、ほとんど地図を見る必要がなくなりました。
さすがにこっちに来る事に慣れてきたんですね。当たり前か。

でも、当たり前だけど、大事な事だと思います。
雰囲気に呑まれているうちは、絶対に勝てっこないですからね。

初めて遠征した頃は、
「あ、金メダリストだ!」とか
「うわ、こっちにはワールドチャンプだ!」とか。
興奮しまくり千代子でした。

こっちに来て彼らと戦う事が、自分にはまだふさわしいと思えてなかったんですね。
雲の上の存在だった。

それが遠征を重ねて、勝ったり負けたりしながら、徐々に近い存在になって来ました。
特に日本で一緒に練習をした選手には、なんでこいつらに負けないといけないんだ?って感じます。

キールウィークはキャンセルしましたが、国内でそれ以上の収穫を得て、こっちに戻って来ることができました。僕らのパフォーマンスは、確実に上がっています。
去年よりも先月よりも昨日よりも、今日が一番速い、はずです。

どれぐらい速くなったかは、この遠征の成績が雄弁に語ってくれるでしょう。
国枠を獲ってからの1年間の成果を、目に見える形で示したいと思います。

さ、明日はアルプス越えです。
光り輝くエーゲ海まで、まだまだ移動が続きます。
いざ神々の棲む海へ。

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