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Princess Sofia Trophy 2004 2004年4月3日〜9日 予想通り、素晴らしいメンツが揃いました。まさにミニワールド。最終選考の前哨戦と呼ぶにふさわしい舞台でした。 その前哨戦での最終成績は29位。予想以上に苦戦を強いられました。しかも21位には、中村/山田組がいます。もしこれがワールドだったら・・・ レガッタは予選が3日、決勝が2日。軽風のチョッピーなコンディションが続いた初日と2日目で、15位以下を5回も叩いたことが、今回の最大の敗因です。1度はトップもとれたので、決してスピードが遅いわけじゃありません。混線の中での競り合いで、少しずつ遅れてしまいました。反省材料が盛りだくさんです。 予選の3日目に前線が通過し、風が上がったレースでは4-1とまとめ、予選を24位通過(写真はトップフィニッシュした第8レース)。 決勝は6レースしかありませんが、フリートのレベルが高いので、スコアをまとめるのが難しくなります。つまり、1レースの重みが大きくなり、逆転の可能性も上るということです。 が、迎えた決勝初日。軽風の第1レースで崩し、第2レースこそはと挽回を図るのですが・・・ 1上から大きく遅れ、2上に向かう頃には後ろに数えるほどしかフネがいません。やばいなあ。 と、その時。 レースコミッティーがN旗を上げて海面を横切るじゃないですか。やった!ノーレースだ!それほど大きく風向がシフトした訳でもないのに、レースをキャンセルしてくれたコミッティーに感謝です。ごっちゃんです。 さ、仕切り直しだ。次、がんばろ〜と、本部船に戻って気がついた。ブ、ブラックじゃん・・・ なんとせっかくノーレースになったこのレース、スタートが早過ぎて失格でした。ブラックフラッグによる失格は、ノーレースになっても次のレースに持ち越されます。つまり、ノーレースにならない方が良かった。コミッティーに感謝してる場合じゃありません。取り消します。感謝しません。 しかもこの日、風向が定まらずそのまま後日延期。僕らのブラックも後日持ち越しとなってしまいました。次のレースの失格が約束されたまま夜を明かすなんて、生まれて初めての経験です。 最終日。朝から北風がピューピュー。一番得意な風が吹いてるのに、指をくわえてレースを見るだけ。イエローカードの累積で、試合に出られないサッカー選手の気持ちが良く分かりました。くやしか〜 やっと出場の許された第11レースは16位。そして第12,13レースは攻める気持ちが前に出すぎ、なんと連続ブラックフラッグ。せめて着順がついていれば、ずいぶん順位が上がったはずですが・・・ 4レース中3レースを失格したにも関わらず、3つしか順位が落ちなかったということは、それだけ周りの成績が荒れたということ。上位陣も大どんでん返しで、イギリスのRogers/Granfield組が優勝を決めました。僕らにも十分挽回のチャンスがあっただけに、非常に残念です。 ですが、いまの僕らにとって本当に大事なレースが何かを考えれば、深く落ち込む必要はありません。この経験をどう活かすかです。やりもやったりブラック3発。ネバーアゲインです。 結果は散々でしたが、強風の走りは納得のいくものでしたし、軽風のチョッピーな海面も克服のヒントをつかみました。次のレガッタ、最後の調整レガッタになるスプリングカップでは、もっと結果にこだわって、最高の仕上げでザダールに帰りたいと思います。 お楽しみはこれからです。
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