|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
Sail Melbourne 2004 2004年1月12日〜17日 シドニーに引き続き、ここメルボルンでも苦しい戦いを強いられました。常に中盤以降で安定した成績。しかも年明けにやって来た、関東自動車チームは、優勝戦線にからむ活躍ぶり。 みなさん成績をチェックしながら、おいおい、大丈夫か?と呟いたことでしょう。 実際、彼らに勝ったレースなどほとんどありませんでした。関選手が選考レースで骨折をし、それから一度も乗らないまま、ぶっつけ本番で会場入りしたにも関わらず、素晴らしいヨットレースを展開していました。敵ながらあっぱれとしか言いようがありません。 そして、Wilmot/Pageです。まず年明けに420のワールドに参加して優勝。(クルーのマルコムは420に初めて乗ったにも関わらず)そのまま返す刀で、セールメルボルン優勝。とどめのオーストラリアンナショナルも優勝。 福岡のオリンピックウィークに始まり、全日本、セールブリスベン、シドニーインターと、出られるだけのレースに全部出て、ことごとく勝っています。ホントに速い。そして強い。 - - - - - - - そんな他人のことよりも、肝心の僕らです。スピードが多少苦しかろうが、ヨットレースで勝つ。勝とうとする過程の中で、自分たちに欠けているものを認識し、その克服を果たすことが最大の目標でした。 成績は本当に散々でしたが、目標から考えれば、これほど収穫のあった遠征はありません。 風の観察、コースプランニング、積極的なスタート、シフトに対する反応の速さ、そしてマーク回航のコース取り。たくさんの課題をハッキリと認識し、その克服を目指しました。 特に、ダウンウインドは大きく進化しました。軽風でも強風でも、ダウンウインドで必ず順位を上げることができるようになったのは、今後の大きな武器になるでしょう。 まだまだ克服したとは言い切れない部分も多々ありますが、こんなにたくさんの課題をつぶした遠征は、過去にありません。それだけは言い切れます。なかなか勝てない、前を走れない。こういう日々をどう過ごしたかが、後々、とても大事な経験になるはずです。 だから決してうつむきません。前を向いて走り続けます。 - - - - - - - 国枠を獲得した時から、日本470界の救世主などと言われてきましたが、僕らはやはりチャレンジャーです。失うものなど何もない!! 今回の遠征では目標にしていなかった、ボートスピードの向上こそが、ヨーロッパに行ってからの最重要課題です。 スピードと技術が高いレベルで融合しない限り、オリンピックイヤーのフリートの中では通用しません。確かな成長をみなさんに証明できるのは、春からのレガッタになります。 それまで、牙を磨いて磨いて、力を蓄えて・・・
sailfast | Profile | NEWS | Photo | Diary | Link | BBS | Shop |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||