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Olympic Test Event 2003
2003年8月20日〜29日 初めての日の丸スピン。 プレオリンピック。 気力体力ともに充実した状態で臨んだのですが、目標の表彰台には遠く及ばず、17位に沈みました。 そもそもプレオリンピックとは、来年のオリンピックのテストイベントとして、同じ時期、同じ会場、同じ海面で、選手・運営ともに、オリンピックの練習をするためのものです。 それならば、僕らも来年を想定して、物理的にも精神的にもいい準備をして、最高のパフォーマンスが出せる状態にしよう。そう思っていました。 それなりに緊張もしたし、興奮もしたし、それを乗り越えて、いい開き直りもできていました。 - - - - - - - レガッタは序盤、北寄りのオフショアで、非常にシフティーなコンディション。各マーク毎に、順位が大幅に入れ替わり、トップ目だった選手が無惨に落ちていったり、ビリ目からシングルにジャンプアップしたり。そんな中、もったいない場面も多々あったものの、4レースを終えた時点で9位と、表彰台を十分に狙えるポジションにつけていました。 そしてここで、レイデーが入ります。レイデーとは予備日のことで、順調にレースが消化できていたので、早い話が一日お休みです。 僕らにとって、レガッタ中に休みが入るなんて、初めての経験。 と、まんじりともせずに、ちょっとジョギングしたり、プールで泳いだり。そいでちょっと成績表見たり。いや、ちょっとじゃないな。じっくりと見てました。どうすればもっと上にあがれるだろう。そればっかり考えすぎて、いつの間にか、必要以上の「力み」が出てました。今にして思えば。 3日目4日目の内容は、ホントに最悪で、序盤なら考えられないような順位で走りながら、しかもそこから上がれない。 こんなとこ走ってちゃダメだ。前に行かないと。 だから2回目のレイデーは、スパッと練習しました。その方が頭がもやもやしないで、よっぽどスッキリできるし。(ちなみに30才の誕生日) コンディションはその頃から風向が回って、沖からのシーブリーズがそよそよ。前半とは正反対に変わっていました。最後の3レースは、頭はスッキリして、いい状態で臨めたんですが、じわ〜〜っと振れて、なかなか戻らない、前半との風の質の違いに合わせられません。スタートはいいのに、1上までの読みが当たらず、結局、序盤以降はシングルさえ走れないまま、レガッタを終えてしまいました。 - - - - - - - 優勝したスウェーデンのスコアを見ても、決してずば抜けたスコアじゃありません。悪い順位で回ることも、何度もあります。が、そこから10番そこそこまで上げてくる。そこが強い。そこが僕らには欠けてる。 特に、今回のオリンピックは1カットしかないので、残りの10レースを、いかに叩かないかが勝負。つまり、序盤の僕らの戦い方で良かった。 上にあがらなきゃという気持ちで自滅。あぁまだ力不足!です。 いい経験をさせてもらいました。来年の最終選考レースや、オリンピック本番。かかるプレッシャーはプレオリの比じゃありません。 もうレガッタの途中に、成績表をちまちま見て、点数を計算してドキドキするようなことはしません。成績が良かろうが悪かろうが、前を走っていようが後ろを走っていようが、自分たちのヨットレースを貫きます。 アテネの海に日の丸をあげることは、今年はできませんでした。 反省する所はしっかり反省して、気持ちを切り替えて、次の目標に向かいたいと思います。 カディスの海に日の丸を! sailfast | Profile | NEWS | Photo | Diary | Link | BBS | Shop |
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