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関/轟組が、見事に銅メダルを獲得!
女子の吉迫/佐竹組も最終レースでトップフィニッシュし、総合11位で終えました。
代表のみなさん、お疲れさまでした!

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リンクにフルハイクと同志社ヨット部を追加。
それと、各コーナー間の移動がしやすくなりました。ページを一番下まで読み進んでも、コーナー移動ができるようにしました。
ページトップのタブもマウスオーバーで色が変わります。
いまさらですが・・・
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1999-2004

JSAF Olympic Week 2003 in Fukuoka

順位 選手 所属 1R 2R 3R 4R 5R 6R 7R 8R 9R
1 Wilmot/Page Australia 1 1 13 15 3 12 5 2 3 27
2 Armstrong/Stowell Australia 4 5 18 5 2 3 6 5 14 30
3 吉峰/中村 高松市役所/シーガル 6 8 1 22 11 5 10 3 2 35
4 三部/高村 ホンダ技研鈴鹿 9 10 4 2 1 11 7 9 6 38
5 吉迫/佐竹 和歌山県連 23 9 8 4 9 7 2 1 16 40
6 石橋/後藤 sailfast 5 4 3 14 4 2 13 14 10 41
7 中村/山田 山口県連 2 6 14 7 6 26 1 25 8 44
8 関/轟 関東自動車工業 3 15 7 1 16 13 9 4 7 44
9 松永/牧野 柳が崎セーリング 8 2 17 12 35 1 4 23 1 45
10 高木/谷川 ヤマハ発動機 18 3 2 3 10 4 18 10 BD 50

2003年10月23日〜26日
於:小戸ヨットハーバー 参加40艇
赤字はカットレース

ダイエー対阪神の日本シリーズで、日本中の視線が福岡に集まる中、2回目のオリンピックウィークin福岡が盛大に開かれました。

470の招待選手は、メダルメーカーこと、ビクター・コヴァレンコ率いる、オーストラリアチーム。迎え撃つ日本側も、男女ナショナルチームの全艇が参加。参加総数は40艇と多くありませんが、上位15艇のレベルは高く、オリンピックウィークの名に恥じない、コンペティティブなフリートでした。

僕らの成績は6位。
去年の圧勝から考えれば、惨敗と言われても仕方がありません。

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初日は順風〜強風。僕らの一番の得意風域でしたが、この日の主役はWilmot/Page組でした。

2レースとも1上からトップで回り、そのあとはまさに独走。大げさじゃなく、セイルナンバーが読めないほどの差。彼らは2位が誰か分からなかったはずです。まるで大人と子供。420のレースに1艇だけ470が混じってるみたい。

まして、彼らはチャーター艇にチャーターマスト。セールも初めて使うタイプを揚げての走りです。彼らが普段の道具を使っていれば、あれ以上速く走ると考えなければいけません。おお、なんてこった!!

じゃあ僕らはせめて2位を走ったのかと言えば、さにあらず。新艇のポテンシャルを引き出せず、5位と4位という地味〜な成績。お〜〜い!相手はチャーター艇だぞ〜〜はぁはぁ・・・

一夜明けて2日目からはパタリと風が落ちました。風はとにかく振れまくり、レグ毎に順位が大きく入れ替わる、非常に難しいコンディション。

ある意味、アテネオリンピックを睨んだ上で、これ以上はない最高の練習レースでした。ここでWilmot/Pageの代わりに浮上して来たのが、シドニー五輪の女子470金メダリスト、Armstrong/Stowell組です。トップこそ無いものの、常に上位で安定したスコアを残し、3日目を終えた時点で、単独トップに立ちました。う〜〜〜ん、さすがです。

ちなみに僕らはその時点で2位。1位まで5点差のポジションにつけていました。そう。まだまだ優勝のチャンスはあったんです。

そして迎えた最終日の2レース。このレガッタを締めくくるにふさわしい、スーパー振れ振れ軽風コンディション。

クライマックスで走りまくったのは、悲しいかなWilmot/Page組でした。 前日までの乱調ぶりがウソのように、2-3とまとめて、大逆転の優勝。そして2位にはArmstrong/Stowellと、結局、彼らにワン・ツーフィニッシュを許してしまいました。

僕らはと言えば、2レースともスタートが最悪!1上から大きく出遅れ、14-10の大叩きで、一気に6位まで転落。情けないことこの上ない・・・

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まぁ終わってみれば惨敗だった訳ですが、必ずしも落ち込まないといけないような、そんな悲観的な状況だとは、実は思っていません。

ボートスピードが苦しいなりに、風のシフトを慎重に読み、 耐えるべきところを耐え、最後まで優勝戦線にからめた。このことは、ワールドから取り組んできた、自分たちのヨットレース改革の成果だと思っています。

今までの僕らのヨットレースは、とにかくボートスピードが人より速いのが前提でした。「そんな都合のいい話があるか」と言われそうですが、実際に速かったんだもん、しょうがない。なまじボートスピードがあるが故に、レースタクティクスが上達しないという、ジレンマに陥っていました。

それがここに来て、状況が変わってきました。ボートスピードの追及は、依然続けているんですが、よりさらに速くなるために、いろいろなテストを重ねる必要があり、その過程では、必ずしも速くない結果が出ることがあります。(それはそれで「速くない」という貴重なデータです)

そういうテストをしながらでも、出しうる最大限のスピードと、あとはレースタクティクスを駆使して勝ちにいく。今がまさにそういう時期だと考えています。

ボートスピードが再び上がってきた時に、今している努力が必ずや実を結ぶことでしょう。

今回は惨敗しましたが、雪辱に向けて、僕らはすでに動いています。
故郷での屈辱は、次なる戦いの地、三重県津市での全日本470で必ず晴らして見せます。
どうかご期待ください。

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