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関/轟組が、見事に銅メダルを獲得!
女子の吉迫/佐竹組も最終レースでトップフィニッシュし、総合11位で終えました。
代表のみなさん、お疲れさまでした!

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リンクにフルハイクと同志社ヨット部を追加。
それと、各コーナー間の移動がしやすくなりました。ページを一番下まで読み進んでも、コーナー移動ができるようにしました。
ページトップのタブもマウスオーバーで色が変わります。
いまさらですが・・・
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1999-2004
5/31 wed 自信→確信?

28日にスパが終わり、29日にフランクフルトまで移動、 30日にアルプスを越えイタリアはガルーダ湖のほとり、マルチェーシネに着きました。

絶景!! ここはスゴイです。

東西を断崖絶壁に囲まれ、南風がアルプスに向かって、吹き上げていきます。 非常に幅の狭い湖ですが、風向が完璧に決まっているので、 レースに支障はないのでしょう。
8日からのレースが楽しみです。

スパレガッタは、42艇中の14位でした。
ワールドと日程が近すぎたため、今年は例年の半分ぐらいしか 参加がありませんでした。 しかも、大荒れの天気で、4日間のうち、2日しかレースが できず、非常にお寒いレガッタとなりました。

ただし、僕らを除いて
レース数こそ少なかったものの、このスパは非常に得るものがたくさんありました。

参加艇数は少なかったのですが、ワールドの1・3・4・5・6位は来ていたので、トップのレベルはバリバリ高い。 そんな中、初日こそ出遅れましたが、6〜7m/sの3日目、 3レースとも上マークをシングルで回れたのは、大きな自信になりました。 イェール、ワールドの経験から、「こうしたらどうかな?」 と思った事を試してみたら、見事にハマったんです。

何を変えたのかは秘密ですけど、11年もヨットやってて、なにをいまさらと恥ずかしくなるようなことです。 でも、ここに来なかったら一生気付かなかったかも知れません。

次のヨーロピアンで、自信を確信に変えることができるか? 自分でも興味津々です。

うっわーー優勝しちゃったらどうしよう?!
というのは調子に乗りすぎですが、20番ぐらい入りたいですねーー

5/27 sat 1点の重み

ワールドも終わり、いまはオランダのメデンブリックという所に来ています。
現在スパレガッタの途中ですが、その報告は次回に回し、とりあえずワールドの報告をします。

結果、112艇中の46位 。
シルバーフリートの7位に終わりました。
他の日本選手の成績は、辻/轟組 35位。浜崎/宮井組 56位。

優勝は、オーストラリアのTom King/Mark Turnbull組。
去年の12月に地元の代表に決まってから、驚異の伸びを見せ、いまヨンナナ界の話題独占って感じです。
僕のメダル予想でも彼は入れてなかったんですが・・・

ワールドはいつもそうですが、最初が肝心です。2日間の予選でゴールドに残らなければ、残り5日間どんなに頑張っても、ゴールドのケツ以下。(失礼)

予選は、予想通りの超微風。クルーがトラピーズどころか、一度も上デッキに乗らない、前代未聞のコンディションの中、かなり強引に4レースを消化しました。

予選終了時点で、着順計算では、僕らはゴールドフリート通過ラインまで1点差。このままではギリギリでシルバーに落ちてしまいます。

しかし予選最終レースでフィンランドのPosti/Hongisto組とケースを起こし、僕らは抗議をしていました。 彼らはオリンピック選考がかかっているので、 抗議しないでくれと頼んできましたが、
フィンランドの選考なんて知ったこっちゃない。こっちは会社辞めて来とるんじゃ!
と、ビデオまで持ち出して審問に臨んだんですが、あえなく却下。
その瞬間、シルバー落ちが確定しました。

今はずいぶん時間も経ったので、こうして冷静に書けますけど、そりゃあもう悔しい、本当に悔しい思いをしました。 これが1点の重みです。

海外初レースをいきなりのトップフィニッシュ(!)で飾った辻/轟組は、悠々ゴールドに残りました。
が、決勝では世界の壁に弾き返され、35位。

日本代表の浜崎/宮井組は、予選決勝を通じて持ち味を出せず56位。

そして僕らは、ダントツを走ってるレースでスピンを落としたり、沈したり・・・
まだまだ課題を残してのシルバー7位で、46位。目標の30位には及びませんでした。

が、しかし。
こういう悔しい思いも、ここに来たから出来る。 英語の審問も経験できたし、シルバーで国枠を争った、ブラジルとクロアチアの凄まじい戦いも肌で体感できた。 国対国で争うっていうのはこういことか! と、震えるほどの激闘でした。

やはり、今の日本人選手には、足りないものがたくさんある。だから勝てない。でも、何が足りないのか分からなかったら、何をすればいいか分からない。僕らは何をするべきなのか、徐々に明確になっています。この遠征が終わる頃には、明確な達成目標と、努力目標を立てる事が出来るでしょう。

そう。やっぱり落ち込んでるヒマはありません。っていうか、本当にヒマがありません。
今がこの遠征で一番スケジュール的にハードな時期です。

とにかく、スパがんばります!
またイタリアについたら報告します。

5/9 tue ブロンズメダル

今年のハンガリーは異常気象だそうで、連日25度を超す暑さです。
しかも無風なもんだから、ウェットが蒸れて蒸れて。

えーーい、いっそのこと裸で乗ったろか! と冗談を言ってたらいました
ソリングのクルーが全裸。
しかもすまーーした顔で、「何がおかしいの?」とこっちを見ています。
負けた・・・あんたにゃ負けた・・・

そんな(どんな?)バラトン湖ですが、4月4日から7日まで、バラトンチャンピオンシップというローカルレースが行われました。

結果、僕らは見事、3位入賞!銅メダルと、ビールカップをもらいました。

3位と言っても、参加はわずか23艇。それもほとんどが地元ハンガリーの選手ですけど。
しかも予想通りの無風で、初日の1レースしか成立しなかった・・・

が、しかぁーーし!
誰が何と言おうと、海外レース初入賞。ブロンズメダリストです。気分が悪かろうはずもありません。 その後の練習でも、イェールで負けた相手をことごとく撃破し、かなり調子づいています。

明日から受付/計測で、13日に開会式。14、15日が予選で、16から20日が決勝です。イェールは80艇だったので、ゴールドとシルバーの2分割でしたが、ワールドは120艇ほどの参加があるらしく、ブロンズまでの3分割です。

まずは予選。ゴールドに残る!
もう、残れなかったら終わっても日本に帰らない! (もともと帰らない)

5/5 fri バラトン湖周航歌

われーはうーみのーこーさすーーらーいのー

とそんな歌も出るくらい、バラトン湖は琵琶湖にそっくり。
風も、波も、ベタ虫がいる事も!

イェールとは逆で、ぜんっぜん吹きません。ついて6日目ですけど、5m/s以上の日がありません。 すごいギャップです。ほんとにここでワールドやるの?って感じ。

まぁでも、ここでやるのはなんだか初めてな気がしないので、僕としてはありがたいですね。 練習でもかなりの手応えを感じています。

フネも徹底的に整備して、最高の優越感を手に入れました。 ここまでやってるフネは世界でもありません。

フォスター?ジルダ?モラウド? 上等だ、かかって来い!
イェールの借りをここで返してやる!

5/1 mon ハンガリアンチョップ!

29日にイェールに別れを告げた僕らは、カンヌ、ニースを経てイタリアへ。そのままジェノバ、ミラノ、ベネチアも突破し、一気にオーストリアに入りました。

その日は車中泊で、30日のお昼にハンガリー国境に。ここまでは本当に順調でした。
と・こ・ろ・が、ここで予期せぬ事態が!

EU加盟国間、例えばイタリアとフランスの国境なんて、滋賀県と岐阜県の県境みたいなものです。

「ハンガリーにもパスポートさえあれば入れる」ぐらいに思っていた僕らは、国境警備隊がライフルを持っているのにビビリ、とたんに緊張し始めました。

しまった!ひげぐらい剃ってくるんだった!
ひげ面の赤茶けた顔は、パスポートの写真とはどう見ても別人28号(古語)
リビアの武器商人に近い。

案の定、呼び止められた僕らは、こう言われました。

「お前達はこのフネを輸出するのか?」

「カルネがないとハンガリーには入れないぞ」

な、なにゅーーーーん!(古語)

日本から送ったフネだったら、ちゃんとカルネがあるので何の問題もないんですが、現地購入した僕らは、ハンガリーに行くのにカルネがいるとは全く知りませんでした。

「知らなかった。どうすればいい?」

「ドイツに戻ってカルネを申請しろ」

ハンガリアンチョップ!(造語)

「そんな殺生な・・・」

「お前達が悪い」

あえなく追い返された僕らは、とてもドイツまで戻れないので、地図を見て、もっとマイナーな道から攻めてみる事に決めました。

「オイラ怪しいもんじゃねえよ」 と今度は、妖怪人間ベム(古語)のような笑顔をふりまいたんですが、結局呼び止められ、挙げ句の果てにこう言われました。

「1万マルク払え(約50万円)」
ハ、ハンガリアンチョーップ!!

「そんな金ない」 と、大会のパンフレットや、 フネの請求書、イェールの成績など、 全く関係ない書類まで引っ張り出して必死に説明しました。

30分後にどこかから許可が下り、今は無事バラトン湖で練習できています。
あー良かった。やっぱり人間、最後は笑顔ですねー。(そんな問題じゃない)

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