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あぁ、これを皆さんが読むころには、日本の決勝トーナメント行きが決定しているんでしょうか。 いま僕たちは、広島に向かう車の中です。15、16日とセール広島に参加します。ジャパンがピッチに立っている頃、僕らは海の上。あぁぁぁ・・・ フランスが落ち、アルゼンチンが落ち、アフリカがセネガルだけになり、全てのサッカー評論家の予想は、恥をさらすためのものになりました。優勝候補筆頭と騒がれながら、予選落ちしてしまった選手たちの悲しみは、どれほどのものか・・・勝負の世界は、非情の世界です。 例えばジダン。 が、フタを開けてみれば予選落ち。いくらチャンピオンズリーグで優勝しても、喜ぶのはマドリード市民で、フランス国民じゃありませんからね。 げに恐ろしやワールドカップ。4年に1回のこの大会で、積み上げたものが跡形もなくなったり、逆にいきなり世界の頂点に登り詰めたり。前回大会のベッカムがそうだったように、ジダンにとっても試練の日々が始まります。 470界にも似たような選手がいます。ギリシアの女子チーム、Bekatorou/Tsoulfa 組です。 シドニーオリンピック直前のワールドで優勝し、ヨーロピアンも制覇。金メダル最有力候補として、自国の期待を一身に背負いましたが、オリンピックでは14位と惨敗しました。 その後、ワールドとヨーロピアンを連覇し、全てのメジャーレガッタを勝ちっぱなし。もちろん今年のイェールもスパも勝ってます。でも、いくら勝ち続けて、いくら賞賛を浴びても、シドニーの悪夢を振り払うことは、恐らくできないでしょう。 なぜなら、オリンピックの借りはオリンピックでしか返せないからです。4年に1回しかない舞台で、自分の目標を達成することの難しさは、ブラウン管を通しても、ひしひしと伝わってきます。 だからこそ挑戦しがいがあるんですよね。 まだ当分、テレビ漬けの日々が続きます。
31日の夜に、無事帰国しました。世はまさに、ワールドカップ一色。このために帰国したんじゃないかと疑われても、返す言葉がないぐらいジャストタイミングでした。 久しぶりの我が家でテレビをつけたら、なんと、我がベガルタ仙台が、イタリア代表と練習試合をしているではありませんか!しかも、満員の観衆は、そのほとんどが青いユニフォームを着て、イタリアの応援をしている! まったく・・・これじゃ、ベガルタがかわいそう。こういう時こそ、カニトップのユニフォームを着て、イタ公どもにブーイングを浴びせないと〜 かくいう僕の方は、今日、散髪をしましたよ。 「いらっしゃいませ〜。どういう風にいたしましょうか?」 「あ、あ、あの、、、 ベ、ベ、ベ、ベッカムみたいにして下さい」(←蚊の鳴くような声) 「あ〜ベッカムですね。最近多いんですよね〜〜」 「・・・・・・(恥!)」 赤っ恥をかいて、耳まで真っ赤になったものの、言ってしまえばこっちのもの。 ハッと気がついて、鏡に映っていたものは、ベッカムよりも、限りなく戸田に近い。 まぁ、そんなこんなで、もうこの1ヶ月は、大変ですね。 BBSでも、日本代表の選考が話題になっていましたが、(僕らは、あれで初めて知りました)僕にとって、一番ビックリしたのは、中村俊輔が外されたことです。左足から繰り出される、ファンタジックなクロスと、いじめられっ子みたいな風貌が、もう大好き!だったのに。 いや、まじめな話、ワールドカップはオリンピックと同じく4年に1回。 4年! この時間が、選手にとってどれだけ長いか!! これはもう、自分で言う以外は、誰に言われてもダメです。俊輔も、いまはまだ、自分に言い聞かせる作業の途中。いや、そこまでも行ってないでしょうね。 僕らは二人とも、3年前に一度、その作業をして、ゼロから這い上がってきました。もう2度と、あんな思いはしたくありません。絶対に。 神様は、耐えられる者にこそ、試練を与えます。 がんばれ俊輔!そして、がんばれニッポン! sailfast | Profile | NEWS | Photo | Diary | Link | BBS | Shop |
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