2ヶ月半のこの遠征も、明日1日を残すのみとなりました。レンタカーの走行距離、実に12000km。
今回の遠征も、いろんなところでいろんな経験をして、本当に有意義なものになりました。

カンヌでは、準備不足からレースをキャンセルするという、本当に悔しい経験をしましたし、イェールでは多くの課題を見つけることができました。そして、それを克服するために、急遽ポーランドに行った訳ですが、これが充実していたおかげで、最後のスパではひとつの成果を出せました。

いろいろと技術的な成長もしましたが、精神的に、やっと同じ土俵に立てたこと。これが大きな収穫だったと思います。今までは、トップ10に入る選手を、どこか違う目で見てたというか、倒すべき相手としてまだ認識しきれていなかった。まだ、技術を盗む相手だと思っていました。

ちなみに今回のスパで13位のドイツは、去年のプリンセスソフィア優勝。14位のイギリスは、去年のイェール優勝。こいつら、なんでこんなに速いんだ？？と不思議でしょうがない選手でした。

でも一緒に前を走ってみれば、別に彼ら、そんなモンスターみたいな走りをしてる訳じゃない。
ちゃ〜んと人間でしたよ。当たり前ですが。

なんだか今回レースを戦いながら、インカレを戦っているような感覚。
つまり、スウェーデン大学のモランド君や、オランダ大学のコスター君、なかなかやるなー。
っていう感覚でした。
努力すれば、決して勝てない相手じゃない。

同じ土俵に立ったなら、あとは叩きのめすのみ！
なんですが、もちろんそんなに簡単に行くほど、世界は甘くありません。ここからは、誰の真似でもない、自分たちのオリジナリティーをもって、勝負に挑まなければいけないからです。人真似では勝てません。

9月のワールドに向けて、世界中の選手が刃を研いでいます。国枠を獲得するために。

そう考えれば、日本に帰ってからも、1日1日が戦いなんです。

うかうかしていられません。さ、早く帰って練習練習。

やっとネットにつなげた〜〜（涙）

ポーランドを出てから、一度もインターネットにつなげず、メールも更新も、何もできませんでした。宿には電話がないし、街にはインターネットカフェなんかないし、レガッタオフィスも今年はダメだなんて言うし・・・もう、不便この上ない！（怒）ポーランドの方がまだマシ！！

アクセスし続けてくれたみなさん、本当にすいませんでした。
書いたけどアップできていなかったDiaryを3日分、一気にアップします。

さてさて、明日からついに、スパレガッタが始まります。

すでにここメデンブリックで、4日間ほど練習して、しっかりと手応えを感じています。

目標はもちろん、イェールで果たせなかった、シングル入りです。
今度こそ！！

先日は、ヨーロッパのおいしいものを紹介しましたが、今日はその反対。
とびっきりまずいものを紹介しましょう。

まず、ドイツのスパゲッティー。

アウトバーンを走っていて、お腹が空いたとき、サービスエリアで食べるスパゲッティーボロネーズ。
このまずさは、何度食べてもびっくりします。

麺の歯ごたえのなさ。ソースのすっぱさ。いかにもチンしただけ！という、電子的な熱さ。
どれをとっても、隙のないまずさです。

ちょっと見た目がキレイなお店で、おばちゃんも愛想が良くて、ひょっとしてここはイケるかも？などという淡い期待を持って、もう何度裏切られたか！逆の意味で、期待を裏切らないまずさです。もしドイツに行ったら、ぜひトライしてください。

それと、HARIBO。

これ、ヨーロッパ中どこに行っても、必ず売ってるお菓子です。カラフルな、熊の形のグミなんかが、日本でも有名だと思います。

声を大にして言います。
HARIBOの真骨頂は、黒ハリボです。

このどす黒い、とぐろを巻いた食べ物。見た目からもう、どう見てもまずそう。そして口に入れた瞬間、その予感は、期待を大きく上回る形で、的中することでしょう。

僕の貧困なボキャブラリーでは、このまずさを、うまく言い表すことができません。噛めば噛むほど、口の中に広がる、あの何とも言えない香り！！
道路食べてる感じとでもいうのかなぁ。

いや〜もう、これも何度食べても慣れませんね。
かれこれ4年、克服できないでいます。いや、克服しなくてもいいんだけど・・・

これをうまそうに食べる外人とは、一生をかけても、味覚で分かりあえることはないでしょう。
納豆や梅干しでビックリしやがって。
お前らハリボがうまいくせに！！

はぁ、はぁ、興奮してしまった。
とにかく、このまずさは、食べなければ分かりません。

お土産に買って帰るので、勇気のある方は、「トライ！HARIBO」というタイトルで、hiroki@sailfast.jp宛てに、住所氏名をお知らせください。
抽選で5名様に、帰国次第プレゼントします。（締切は5月末日）

こんなまずいものでも、使い方次第では、とても役に立ちます。

車や電車での長い移動で、みなさんも、しりとり侍やトランプをすると思いますが、その罰ゲームには最適！
勇気ある方のチャレンジ、お待ちしています。

チェシチ！（ポーランド語でハロー）

もう、ポーランド最高！期待してなかった分、余計に。

ポーランド語もたくさん覚えましたよ。
ジンドブレ（おはよう） ジンクーエ（ありがとう）ドビゼニア（さよなら）
プラーブー！（スターボ！）メイステ！（水もらうぞ！）

暖かいし、物価は安いし、ウォッカはうまいし、女の人はキレイだし！
悪い予感は、見事に外れました。

お互いを自国に招待しあって、お互いを高めることができる。
そんな最高のパートナーを持てたことは、アテネに向けての大きな前進です。最高のアテンドをしてくれた彼らに対して、僕らができる一番のお返しは、もっと手強い相手になること。

イェールでもポーランドでも、負け続けてますからね。スパでは勝ちますよ〜

なんだかんだで、この遠征も、残すところ2週間。
このオランダで、最後の戦いを迎えます。

今はただ、僕らがどれだけ強くなったかを証明したいですね。
目に見える形で。

スパレガッタのサイトは、
www.sparegatta.org
要チェックですよ！

みーどりもーえる草原をこーえーて♪
やって来ましたポーランド！

イェールから丸3日突っ走り、プツクっていう、ちっちゃな港町に到着。
いやはや、遠いのなんの。

地中海からバルト海へ、一気にヨーロッパ大陸を縦断した訳ですが、これが意外に、暖かい。
っていうか、ポーランド暑い！しかも、風が吹かない！
いや、いいんですけどね。軽風での弱点がいろいろ見つかったから、それを克服するにはもってこいです。

ただ、なんだかヨーロッパに来た気がしないっていうか。
去年があれだけ吹いたから、なんだか、ねぇ。拍子抜けって感じです。

バルト海とか北海って、不思議としょっぱくない。
知ってました？
海って世界中つながってるのに、なぜかしょっぱくないところがあるんですよ。

海流のせいなのかな？とにかく、北は薄いんですよね。
それに比べて、地中海は濃い。もう、メチャクチャ濃いですね。

お肌の敏感な僕としては、（←ホント！）実は地中海よりも、バルト海の方があってる。
イヤだなぁ。ここがあってるって言うのも。

マヨルカなんか、実はダメなんです。濃すぎて。手足の皮がボロボロになっちゃう。
自分の好きな場所が、実は体にあってないんですよね〜

ここなんか、国は貧しいし、風は吹かないし、ベタ虫がいるし。
もう、最悪！っていいたいけど、でも、体は快調。
はぁ。そんなもんかなぁ。

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