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World
Championship 2002
成績表はこちら EURO 2002の締めくくり、世界選手権が終わりました。 結果は、109艇中の11位。 期間中のカリアリは、風に恵まれ、予定の14レースを全て消化。毎日首位が入れ替わる、史上稀に見る大混戦となりました。 初日、北西寄りの軽風の中、予選第1レースがスタート。苦手の軽風で、肩に力が入りすぎ、なんといきなり30位フィニッシュ。 風が変わって南東からの順風の中、第2レースの1上を3位で回航!したものの、ズルズルと6位まで後退。 2日目、朝から北西の順風が吹き、この日の3レースを5ー5ー3で走り抜けます。順位も一気に、47位から11位に上昇。国枠圏内に入りました。 3日目、前日と同じコンディションで、9位フィニッシュ。この日で予選が終了し、総合14位で予選通過。ゴールドフリートに残りました。 4日目、南東の軽風で決勝第1レースがスタート。またも肩に力が入りすぎ、(←学習能力なし)34位フィニッシュ。 続く第2レースは11位で入ったものの、総合順位を21位まで下げてしまいます。 5日目、南東の順風で決勝第3レースがスタート。一番下が僕らです。気合一発! この日3ー16ー9で、再び総合11位。国枠圏内です。 6日目、北西の強風の中、第6レースを8位フィニッシュ。第7レースも1上を12位で回り、さぁ順位を上げるぞ!と気合のハイクアウトをしていたその時! ボキッ なんと2上の途中で、ハーネスのフックが折れ落水。這い上がってレースを続けますが、スピントラブルも起こし、順位を大幅に落とします。片手でトラピーズ、片手でスピントリムという、曲芸のような走りで、フィニッシュは目前!もう少しだ、うお〜〜!ボチャン とどめの落水で、フネに引っ張られながらフィニッシュ。泳いでフィニッシュしたのは、生まれて初めてです。このレース31位で、再び総合15位に後退。 そして迎えた最終日、あと1レースで全てが終わります。 この時点で総合15位でしたが、上にギリシア1艇と、イスラエルが2艇、それにフランスが3艇いたので、国別では11位。枠を争うアルゼンチンとは5点差です。 緊張のスタート。肩に力が入りすぎ、(←またかい!)最悪の死にスタ。 一気に順位を挽回し、4位で1上を回航! 持てるかぎりの体力と集中力を尽くして、5位でフィニッシュ。 1、2、3、4、、、 アルゼンチンはギリシアの次、11位まで順位を上げていましたが、1点及ばず、日本の国枠が確定しました。 しかも最終レースでは、前に3艇いたフランスが、リコールやトラブルで、3艇とも大崩し。最後まで僕らを追いかけた、アルゼンチンにも国枠が確定。なんと3艇も枠内にいたフランスが、1点差で国枠を逃す結果になったのです。 国対国の、総力を挙げた戦い。手を抜いてる選手なんか、1人もいません。だからこそ、だからこそ、こういうドラマが起きるんです。 期間中、経験したことのないプレッシャーで、眠れない夜もありました。人生で一番長く、苦しい1週間でした。ハーネスが折れようが、泳いでフィニッシュしようが、最後まで僕らは、諦めませんでした。 乗り越えられたのはまさに、みなさんの支えがあったからです。 国枠は獲りましたが、まだ上に10艇もいることを忘れてはいません。 その日まで、僕らは走り続けます。 sailfast | Profile | NEWS | Photo | Diary | Link | BBS | Shop |
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