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2001年9月18〜26日 4年に1回開かれる、アジア大会のリハーサル大会として、アジア各国の代表を集めて、盛大に行われるアジア選手権。のはずが、日程の関係上、東南アジアの選手が、ほとんど参加できませんでした。 従って、ほぼ全種目で、ホスト国の韓国と、日本の一騎打ちになりました。470も然り。 我が国からは僕らと、日大卒のホープ、渡辺/谷川組。迎え撃つ韓国は、前回のアジア大会優勝、シドニー五輪では日本を上回る14位のエース、キム/チョン組。そして、若手のホープ、パク/ソン組。 会場となったのは、釜山の海雲台(ヘウンデ)。88年のソウル五輪の会場です。もちろん、来年のアジア大会もここで行われます。レースの方は、おおむね風に恵まれ、全11レースを消化することが出来ました。釜山は、噂通りよく吹きます。 風も強いけど、とにかく潮が強い。ただでさえ強い場所なのに、時期的に中秋の名月の時期の新月だったので、1年の中でも、特に強かったそうです。 なにせ、10m/s吹いてても、本部船の軍艦が風下を向いてるんですから。じっとしてたら、どんどん風上に流される。 ヒーブツーしてても流される。ピンを詰めてても流される。おしっこしてても流される。まして、クローズのスピードチェックでもしようものなら、あっという間に上マークです。だから、とにかくずーーっと風下に走ってないといけない。走ってるつもりが、それで止まってるんです。いや、ホントすごかった。 潮と風が反対なので、波はメチャクチャ高くなるし、アプローチは流されるし、マークタッチはするし、頭では理解してるつもりでも、いざ実際にレースをしてみたら、なかなか順応できるものじゃありません。 とはいえ、今回は完敗でした。序盤はコンディションに翻弄されたものの、慣れてきた中盤でも、キム/チョン組の快進撃を、止めることは出来ませんでした。 原因はボートスピード。彼らの方が、直線スピードが速かった。 艇数が5艇しかいないので、コースで大きく離れることも出来ず、艇速差の分だけズルズル負けていく。こんなにつまらないヨットレースはありません。 事実、大会4日目まで、僕らはキム/チョン組に全敗。マークを先に回ることも、1度しかない惨状。 2月の津の合宿の時にも、彼らは確かに速かった。速かったけど、あれから僕らは格段に進歩したはず。 しかし、ただ負けて帰っては、わざわざ釜山まで来た意味がありません。僕らは、意を決して、韓国チームに、セールやマストのセッティングを聞きに行き、国体で一番速かったセッティングを変えました。 そして迎えた4日目。 成績は国体と同じ2番ですが、その内容は、まったく違います。 負けはしましたが、おかげで一つ上の、新しいステージに上がれた気がします。 いまは福岡で、この経験を次に活かすための、色々なテストをしています。 まだまだ道のりは遠いですが、僕らは少しずつ前に進んでいます。 sailfast | Profile | NEWS | Photo | Diary | Link | BBS | Shop |
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