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毎日いい天気が続いています。 沖縄に来るたびに思い出すのが、高校1年生の冬に、福岡県連の合宿で来た初めての沖縄。 あの時は福岡からフェリーで来て、夜、那覇に着きました。そして次の日、初めての練習をしに、ビーチに向かったんですが、なぜか10tトラックの荷台で行ったんですね。 まだ海を見てなかったから、誰よりも先に海を見ようと、僕と石橋は競うように荷台のラックに登りました。(↑サル?)ドキドキドキ・・・ 「見えた!」 「うわ!バリきれ〜!」 荷台から見た海の色は、たとえようがないぐらいキレイで、 「すごか〜〜・・・」 と、博多弁丸出しで見とれていたその時!目の前から信号機が! 「アキラあぶない!前前前!」 「うわ!」 あ、あぶね〜〜・・・!! 高さもタイミングもホントにギリギリで、気付くのが少しでも遅かったら、二人仲良く死んでました。sailfastもへったくれもありません。 いや、アテネの神様が、僕らを守ってくれたのかな?
♪は〜るばるー来たぜ沖縄へーー! 早いもので、今年もこの時期がやってきました。ナショナルチーム沖縄冬期合宿です。 選考レースにしろ、この合宿にしろ、年々じわじわ長くなってますからね。 去年と同様、僕らは合宿前から現地でトレーニングを積むことにしました。 それにしても最近つくづく思うけど、オリンピックキャンペーンなんてしてたら、仕事するヒマ、絶対にありませんよ。プー太郎の僕らでさえ、これだけ忙しいんだから、実業団の選手はさぞや大変でしょう。 だって、新年早々から沖縄でしょ?終わったら春からヨーロッパ転戦。 まだまだと思ってたアテネも、もうあっという間の話ですよ。 去年の沖縄合宿は、僕らが初めて、自分たちの成長を実感できた合宿でした。今年は残念ながら、僕らのマブダチのトーマスたちが来れないんですけど、そのかわりアルゼンチンが参加します。 アルゼンチンといえば、ご記憶の方もいらっしゃるでしょう。 奴らをシッポ巻いて帰らせるべく、明日からのヤミ練で腕を磨くのです。
ズキンズキンズキン・・・ ムリだ・・・もう走れない。 ただひたすらに息をして、ただひたすらに腕を振り、痛む足で地面を蹴り続ける。 ん?そもそも、なんで走ってるんだっけ? そう。思い起こせば去年の暮れ。八景島を終えたその日に山形まで北上し、嫁さんと2人で、福岡まで愛の1500kmドライブ。その後、お互いの実家を行ったり来たりしながら、忘年会や新年会に、のんびり羽根を伸ばしました。 そして迎えた1月2日。 ずいぶん長いこと休んでるなぁ。 は!イカンイカン!のんびり箱根を見てるヒマなんかないぞ! よ〜し、イッチョやってやろうじゃないの。箱根の学生になんか負けてられるか!と、やおらトレパンTシャツに着替え、嫁さんの実家から自分の実家に向かって、走り始めてしまったのです。 ズキンズキンズキン・・・ そもそも僕は、ハーフマラソン以上、走ったことがありません。 走り始めて分かったことですが、両家の距離は予想以上に長く、37kmほどありました。 ひょっとしたら、すごく無茶かなぁ・・・ だって今年、2003年は、アテネに向けた勝負の年ですよ! ズキンズキンズキン・・・ 走り始めて2時間半。一度は汗で湿ったTシャツが乾き、体は逆に冷える一方。走るペースも、もはや走っているとは言えず、まわりの通行人から見れば、真冬にTシャツ姿で歩く変人です。 あぁしんどい。なんでこんなことしてんだろ。 ふと子供の頃の記憶が蘇ります。幼稚園の頃から、遠くに行くのが大好きでした。補助輪付きの自転車で、隣町まで行き、真っ暗になるまで帰らない子でした。中学校に上がる頃には、徐々に行動範囲を広げ、自転車で唐津に行ったり、電車をキセルして、本州に渡ったり・・・ あの山の向こうまで、あの岬の先端まで、知らない町を走ってみたい。 いまこうして海を渡り、世界と戦っているのも、その気持ちの延長なんでしょう。 な〜んだ。 ズキンズキンズキン・・・ 自問自答を1万回ぐらい繰り返し、ついにリタイア。 まぁでも、しょうがない。 これでもう僕にとって、32kmまでは未知の領域じゃありません。 ヨットも同じです。 ワールドの表彰台という、未知の領域へ。 sailfast | Profile | NEWS | Photo | Diary | Link | BBS | Shop |
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