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イェールを終え、このEURO2001も全日程を終えようとしています。 今回は去年と違い、最初から最後まで完全に2人っきり。しかも日程が本当に殺人的。 みんなこういう日程をこなしてるんだから、負けてられない。 これだけのレガッタに2人だけで参戦したので、本当にたくさんの友達ができました。特にイタリアのDi Lorenzo兄弟とは寝食を共にしましたし、スペインのMaltinez/Cantero組とは、一緒にベロベロになるまで酔っ払い、次の日フェリーでゲロゲロになりました。(←死ぬかと思った) こういう交流をして初めて、仲間として認められ、多くの貴重な情報を得ることができるのです! まじめな話、シドニーが終わり選手の顔触れは変わりましたが、アテネを見据えて、すでに各選手が多くの試みを始めていました。フネ、セール、マスト、フォイルなど、新しいタイプが続々と現れ、人より少しでも速くなるために、世界中の選手・メーカーが血眼になっています。 大事なことは、そういうトレンドを知ることではなく、それらを上回る、自分たちのオリジナルを編み出すこと。頭を使って、体を使って、自分たちだけのスピードを手に入れなければ、この戦いに勝つことはできないのです。 時間はそんなにありません。 その後8月にはプレプレ・オリンピック。9月にアジア大会です。 が、疲れました。(←もう言ってる) 僕らがこうして無事でいられるのは、多くのサポーターの方々の協力のおかげなのです。 特に、470協会の戸張さん、JSAFの寺島さん、オランダのCoster Family、そしてオランダ後援会長さんには、並々ならぬご協力を頂きました。僕らは本当に幸せ者です。
金曜日は40ノットでしたが、土曜日は55ノット吹き、さすがにヨンナナは誰も出ませんでした。 が、レーザーは出てました! フィンやレーザーの選手を見ていると、つくづくヨンナナで良かったって思いますね。 さて、肝心のレースの方ですが、意外に風が弱く、初日は6〜9m/sの軽風でした。 エントリーが44艇に減ってしまったため、グループ分けがなくなりました。 第1レースは、シフトを読み切り4位と上々の出だし。 が、めげずに再び順位を上げ、20番前後でフィニッシュしました。 体調もフネも、やっとここにきて復調です。
朝8時起床。 雨戸を開け、ベランダに散乱した洗濯物を拾い集める。 朝食後、歯を磨きながら、海を見に行く。 10時ハーバー着。 今日は大したことなさそうじゃん 解説:ピンを詰めるほど、強風用のセッティングになる。 本当はびびってるくせに、笑顔で出艇。 真っ白い海面を突っ走りながら、何度も何度もこの言葉を繰り返す。 しおしおのぱ〜になって着岸し、メチャメチャ怖かったくせに、笑顔でGood Wind ! などという。 着替えてフネを解装し、一応ピンをノーマルに戻す。 以上が、極めてイェール的な日常です。 今日は40ノット近く吹きました。 さすがイェールはグレード1だけあって、懐かしい面々が続々と集まってきました。 あ〜〜、本当に楽しみです。
今日、イェールに着きました。 道中のガソリンスタンドでは、 メガチュッパチャップスって? で、デカイ! いったいチュッパチャップス社は、何を思ってこんなもの作ったんだろう?と、考えを巡らさずにはいられません。ある種の挑戦なのかな? あ〜なんだか買わないと負けのような気がしてきた。 あ!
プリンセスソフィアが終わり、やっとこの殺人的スケジュールも一段楽しました。 それにしても、昨日の表彰式はすごかった。なにせスペイン国王と王妃が直接手渡してくれるんですから。さすがですね。フェリペ王子がソリングのクルーで、オリンピックに出ちゃう国ですからね。ヨットに対する力の入れようが違う。 あの2人の顔、どっかで見たな〜と思ったら、お札でした。お札の肖像画。そんな人からカップをもらえるなんて・・・あ〜、次は絶対もらってやる! フェリーの出発まで一日空いたので、今日はこの遠征で初めて、オフを楽しみました。 島をグルッと巡って、きれいな景色を見て、おいしい料理を食べて、し、しあわせすぎる〜! これを読んでいる、高校生や大学生のセイラーの皆さん。
スプリングカップの初日が軽風だったので、2日目に軽装で出艇したら、しっかりミストラルに吹かれ、思いっきり風邪をひいてしまいました。 鼻水ズルズルのまま、スプリングカップを終え、今はスペインに向けてマルセイユを通過中の車内で、このdiaryを書いています。 本来なら、好きなCDでも聞きながら、ロングドライブを乗り切るところですが、聞こえるのはお互いのオナラの音だけ。これには深い訳があるのです。 それは、あの寒かった2日目のこと。 なんでもイスラエルのパスポートは、盗んだらとても高く売れるらしく、人気があるんだそうです。 おぉこわ。隣に停めてて被害ゼロなんてラッキー。 と思ってエンジンをかけてふと見ると、 あわてて他の被害を確認しましたが、財布もパスポートも全部無事です。よっぽど盗る価値がないと判断されたんでしょう。あまりの現金の少なさに、哀れみをかけてくれたのかな? ステレオだけとはいえ、盗難にあったわけですから、警察に行ったり、オランダのフォルクスワーゲンに電話したり、カギ穴を修理に出したりと、なんだかんだと大忙し。 とまぁ、大変な目にあったわけですが、 それは4日目の第10レースを終え、次のスタートのため、本部船に向かっていたときのことです。 そんなとき、僕らのフネの周りを、2頭のイルカが跳ねだしました。 幻想的なサントロペの景観に、傾いた西日、高波、イルカ。 これは、次のレースはいける!と元気を取り戻した僕らは、 あれはまさに、イルカのくれた贈り物。 sailfast | Profile | NEWS | Photo | Diary | Link | BBS | Shop |
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