最新情報

関/轟組が、見事に銅メダルを獲得!
女子の吉迫/佐竹組も最終レースでトップフィニッシュし、総合11位で終えました。
代表のみなさん、お疲れさまでした!

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EURO 2004
3月16日〜20日
Olympic Garda
3月26日〜30日
Barcelona Olympic Week
4月3日〜9日
Princess Sofia Trophy
4月17日〜22日
International Spring Cup
5月7日〜16日
World Championship
8月14日〜29日
Athens Olympic Games
更新情報
リンクにフルハイクと同志社ヨット部を追加。
それと、各コーナー間の移動がしやすくなりました。ページを一番下まで読み進んでも、コーナー移動ができるようにしました。
ページトップのタブもマウスオーバーで色が変わります。
いまさらですが・・・
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1999-2004
4/28 sat 危険ですからマネしないで下さい

イェールを終え、このEURO2001も全日程を終えようとしています。
ローマ、サントロペ、マヨルカ、そしてイェール。狙い通り素晴らしい所ばかりでした。
(モスクワは除く!)

今回は去年と違い、最初から最後まで完全に2人っきり。しかも日程が本当に殺人的。

みんなこういう日程をこなしてるんだから、負けてられない。
という思いだったのですが、4つのレガッタ全てに出たのは世界で僕らだけでした・・・

これだけのレガッタに2人だけで参戦したので、本当にたくさんの友達ができました。特にイタリアのDi Lorenzo兄弟とは寝食を共にしましたし、スペインのMaltinez/Cantero組とは、一緒にベロベロになるまで酔っ払い、次の日フェリーでゲロゲロになりました。(←死ぬかと思った)

こういう交流をして初めて、仲間として認められ、多くの貴重な情報を得ることができるのです!

まじめな話、シドニーが終わり選手の顔触れは変わりましたが、アテネを見据えて、すでに各選手が多くの試みを始めていました。フネ、セール、マスト、フォイルなど、新しいタイプが続々と現れ、人より少しでも速くなるために、世界中の選手・メーカーが血眼になっています。

大事なことは、そういうトレンドを知ることではなく、それらを上回る、自分たちのオリジナルを編み出すこと。頭を使って、体を使って、自分たちだけのスピードを手に入れなければ、この戦いに勝つことはできないのです。

時間はそんなにありません。
今年の9月にはアジア競技会。
そして来年の3月には、ドーハ(!)でワールドがあり、アテネの国枠争いが始まります。

その後8月にはプレプレ・オリンピック。9月にアジア大会です。
疲れたなんて言ってられません。

が、疲れました。(←もう言ってる)
これを読んでいるみなさんは、海外遠征って、行っちゃえばなんとかなるんだな〜って思われるかも知れませんが、お願いですからマネしないで下さい。

僕らがこうして無事でいられるのは、多くのサポーターの方々の協力のおかげなのです。

特に、470協会の戸張さん、JSAFの寺島さん、オランダのCoster Family、そしてオランダ後援会長さんには、並々ならぬご協力を頂きました。僕らは本当に幸せ者です。
ありがとうございました!

4/22 sun Stormy Saturday

金曜日は40ノットでしたが、土曜日は55ノット吹き、さすがにヨンナナは誰も出ませんでした。

が、レーザーは出てました!
全国のレーザー乗りの皆さん、世界には55ノットでマークラウンディングをする連中がいましたよ!

フィンやレーザーの選手を見ていると、つくづくヨンナナで良かったって思いますね。
奴等とにかくデカいっす。いくら吹いても笑顔を忘れてないっす。
みなさんも、笑顔を絶やさないようにしましょう。

さて、肝心のレースの方ですが、意外に風が弱く、初日は6〜9m/sの軽風でした。
(ここでは10m/sまでは軽風なのです!)

エントリーが44艇に減ってしまったため、グループ分けがなくなりました。
予選決勝なしの、通しのレガッタです。

第1レースは、シフトを読み切り4位と上々の出だし。
そして風の上がった第2レース、とっておきのニューセールとニューサングラスで、走りも快調です。
シングル後半で下マークにさしかかったのに、そこでなんと沈。
あちゃ〜〜〜

が、めげずに再び順位を上げ、20番前後でフィニッシュしました。

体調もフネも、やっとここにきて復調です。
シングルいけるぞ!

4/20 fri イェール的日常

朝8時起床。
雨戸越しに、ミストラルのうなり声を聞き、5分ほどブルーな気分に浸る。

雨戸を開け、ベランダに散乱した洗濯物を拾い集める。
あ〜ブルー・・・

朝食後、歯を磨きながら、海を見に行く。
キラーーーーン!
とあまりの海面のまぶしさに目を細める。
う〜〜〜ん、すでに吹いてる。

10時ハーバー着。
しばし海面を見つめる。が、陸風なので、イマイチ良く分からない。

今日は大したことなさそうじゃん
といいながら、一応2ピン詰める。

解説:ピンを詰めるほど、強風用のセッティングになる。
日本では半ピンか1ピンがほとんど。
2ピン詰めることは、年に数回しかない!

本当はびびってるくせに、笑顔で出艇。
5分後に笑顔を忘れる。

真っ白い海面を突っ走りながら、何度も何度もこの言葉を繰り返す。
な、なんでこんなに吹くの?

しおしおのぱ〜になって着岸し、メチャメチャ怖かったくせに、笑顔でGood Wind ! などという。

着替えてフネを解装し、一応ピンをノーマルに戻す
(次の朝また2ピン詰めるのに!)

以上が、極めてイェール的な日常です。
本当によく吹いてます。
日本だったら、絶対に出ないような風でも、みんな平気な顔して出て行きます。

今日は40ノット近く吹きました。
スピンランの恐ろしいことといったら!
でもちゃんとジャイブしましたよ。成長。成長。

さすがイェールはグレード1だけあって、懐かしい面々が続々と集まってきました。
ギリシア、ポルトガル、スロベニア、そして宇宙一のパンピング男、ウクライナ!

あ〜〜、本当に楽しみです。
明日はプラクティスレース、そして明後日から予選が始まります。
乞うご期待!

4/16 mon メガチュッパチャップス

今日、イェールに着きました。
相変わらずの超ミストラル。
オーストリアの選手が言ってましたけど、もう2週間も同じ風向で吹き続けてるそうです。
アンビリーバボー!

道中のガソリンスタンドでは、
去年からずっと探してた、メガチュッパチャップスを見つけました。

メガチュッパチャップスって?
そう。
あの、棒付きの飴玉、チュッパチャップスの化け物です。

で、デカイ!
バカでかくて重くて、絶対に食べようがなく、しかも1500円もする!

いったいチュッパチャップス社は、何を思ってこんなもの作ったんだろう?と、考えを巡らさずにはいられません。ある種の挑戦なのかな?

あ〜なんだか買わないと負けのような気がしてきた。
えーい、買っちゃえ!
う〜〜ん、快感!

あ!
帰りの飛行機どうしよう?荷物が重すぎるんだった!
あ〜〜、手荷物にするしかないか・・・
は、恥ずかし〜!

4/14 sat King & Queen

プリンセスソフィアが終わり、やっとこの殺人的スケジュールも一段楽しました。
やれやれ。

それにしても、昨日の表彰式はすごかった。なにせスペイン国王と王妃が直接手渡してくれるんですから。さすがですね。フェリペ王子がソリングのクルーで、オリンピックに出ちゃう国ですからね。ヨットに対する力の入れようが違う。

あの2人の顔、どっかで見たな〜と思ったら、お札でした。お札の肖像画。そんな人からカップをもらえるなんて・・・あ〜、次は絶対もらってやる!

フェリーの出発まで一日空いたので、今日はこの遠征で初めて、オフを楽しみました。

島をグルッと巡って、きれいな景色を見て、おいしい料理を食べて、し、しあわせすぎる〜!
本当に素晴らしいところで、まだまだ帰りたくありません。このプリンセスソフィア、エントリーこそ3万円ほどしますが、フェリーと宿代が含まれているので、とってもお得です。

これを読んでいる、高校生や大学生のセイラーの皆さん。
これからも練習がんばって、いつかこのレガッタに出て下さい。
ホントにサイコーです。

4/8 sun ドルフィン再び

スプリングカップの初日が軽風だったので、2日目に軽装で出艇したら、しっかりミストラルに吹かれ、思いっきり風邪をひいてしまいました。

鼻水ズルズルのまま、スプリングカップを終え、今はスペインに向けてマルセイユを通過中の車内で、このdiaryを書いています。

本来なら、好きなCDでも聞きながら、ロングドライブを乗り切るところですが、聞こえるのはお互いのオナラの音だけ。これには深い訳があるのです。

それは、あの寒かった2日目のこと。
僕らの隣に停めていた、イスラエルチームの車の窓ガラスが割られていました。レースをしている間に、車の中から財布、パスポート、免許、鞄からセールから、洗いざらいを盗まれていたのです。

なんでもイスラエルのパスポートは、盗んだらとても高く売れるらしく、人気があるんだそうです。
哀れイスラエルチームは、レガッタ後に一旦帰国を余儀なくされてしまいました。

おぉこわ。隣に停めてて被害ゼロなんてラッキー。
さ、帰ろ帰ろ。

と思ってエンジンをかけてふと見ると、
あ、あれ?
ステレオがな〜〜い!
し、しっかり盗まれとるやんけ!

あわてて他の被害を確認しましたが、財布もパスポートも全部無事です。よっぽど盗る価値がないと判断されたんでしょう。あまりの現金の少なさに、哀れみをかけてくれたのかな?
う〜〜ん。うれしいような、バカにされてるような・・・

ステレオだけとはいえ、盗難にあったわけですから、警察に行ったり、オランダのフォルクスワーゲンに電話したり、カギ穴を修理に出したりと、なんだかんだと大忙し。
ホンットいい迷惑。
観光地はコソ泥が多いのが玉にキズなんですよね〜

とまぁ、大変な目にあったわけですが、
そんな僕らを勇気づけに、またイルカが現れてくれました。

それは4日目の第10レースを終え、次のスタートのため、本部船に向かっていたときのことです。
時刻は既に6時10分。もうこれで今日のレースは終わりかと思われました。風速はシリーズ最大で、30ノットを越えています。

そんなとき、僕らのフネの周りを、2頭のイルカが跳ねだしました。

幻想的なサントロペの景観に、傾いた西日、高波、イルカ。
あまりに神々しいその光景は、まるでラッセンの絵の中にいるようでした。

これは、次のレースはいける!と元気を取り戻した僕らは、
第11レースでは、シリーズ最高の2位をとりました。

あれはまさに、イルカのくれた贈り物。
次に会ったらちゃんとお礼を言わなきゃ。

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