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関/轟組が、見事に銅メダルを獲得!
女子の吉迫/佐竹組も最終レースでトップフィニッシュし、総合11位で終えました。
代表のみなさん、お疲れさまでした!

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EURO 2004
3月16日〜20日
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Barcelona Olympic Week
4月3日〜9日
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4月17日〜22日
International Spring Cup
5月7日〜16日
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8月14日〜29日
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更新情報
リンクにフルハイクと同志社ヨット部を追加。
それと、各コーナー間の移動がしやすくなりました。ページを一番下まで読み進んでも、コーナー移動ができるようにしました。
ページトップのタブもマウスオーバーで色が変わります。
いまさらですが・・・
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1999-2004

Sail Melbourne 2000

470級男子
順位 セールNO 選手 1R 2R 3R 4R 5R 6R 7R 8R 9R 10R 11R 12R 総得点
4 3700 浜崎/宮井 18 8 6 1 2 8 13 3 14 8 2 9 60
8 3655 山田/友田 4 6 2 17 15 6 8 10 13 15 6 4 74
11 3933 高木/木村 10 2 13 2 11 15 14 14 8 6 11 12 89
15 3997 田中/児玉 7 16 10 14 3 12 18 18 7 12 13 14 108
18 3871 中村/中村 DQ DQ DQ 18 13 13 6 2 6 19 DC DC 140

参加20艇
赤字は、カット順位

470級女子
順位 セールNO 選手 1R 2R 3R 4R 5R 6R 7R 8R 9R 10R 11R 12R 総得点
4 3773 重/木下 13 12 9 1 2 5 1 1 12 5 13 3 51
7 3970 井嶋/生田 14 10 20 4 16 3 6 5 5 8 3 7 65
14 3770 橋本/福島 11 20 21 6 8 14 10 17 11 3 18 DQ 118

参加22艇
赤字は、カット順位

奇跡は起きました。
470級男子代表は、関東自動車工業の浜崎/宮井組に決定しました。

あまりに内容が濃すぎて、何から書いていいのか分かりません。できるだけ、個人的感情を殺して、起こった事実だけを報告します。かなり長くなると思います。

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レガッタは4日間、メルボルンとは思えない軽風でした。中村/中村組の得意風域です。逆転のためには、浜崎艇が優勝しても、中村艇が10位以降になる必要があり、絶対的に中村/中村有利の条件で幕を開けました。

しかし、第1レースから波乱が起きます。なんとレースコミッティーが1分スタート時間を間違え、そのままレースを続行してしまいます。中村艇は大きく出遅れ、17位フィニッシュ。

続く第2レースでは、第1下マークで、中村艇と浜崎艇が接触。お互いに抗議を出します。

第3レースを終了後、着岸して、中村艇は第1レースのスタートについて、救済を要求。この審問が予想以上に時間をとり、結論とその他の審問を後日に伸ばしました。

そして迎えた2日目。両艇は早朝からクラブに行き審問。その結果、第1レースの中村艇の救済は却下。しかも第2レースの接触は中村艇の失格で結審。

失格を言い渡された直後、中村公俊選手が、駐車場に停めていた車を移動しようと、ギアをバックにいれた瞬間でした。車内に積んでいたコーチボート用の予備タンクが爆発。車が全焼してしまいます。その日の最高気温は32度。オーストラリアではこういう事故はよくあるそうです。早朝から停めていたのが災いしました。

幸い、公俊選手は、髪の毛が少し焼けただけで済み、他に誰も怪我人は出ませんでした。(隣りに停めてあった車1台とトレーラーも燃えました。)

本人は大丈夫と言っても、やはりこんな事があっては平常心を失います。中村艇はその日の3レースを18−13−13。かたや浜崎艇は 1−2−8と突っ走ります。

そして着岸後、中村艇の受難は終わりません。浜崎艇から中村艇に、計測証明書に記載されているマストと
違うマストを使っていると抗議が出されます。

この抗議の審問は、連日深夜に及びました。そもそもレガッタ前にJSAFが充分な計測をする予定だったのですが、急遽スタンプチェックだけの簡素なものに変更された経緯がありました。

両艇は、3日目4日目と、レースが終わる毎に、長時間の審問に入る日々を過ごします。肝心のレースの方は中村艇が3連続シングルと復調の兆し。しかし迎えた第10レース。第1上を回航後、ホイストでスピンをバーストし、無念の19位フィニッシュをしてしまいます。

浜崎艇は崩しながらも何とか4位をキープ。逆転が徐々に現実味を帯びてきました。

そして審問です。中村艇はセイルNoと艇体の2枚の計測証明書を持っており、片方はニードルスパー製、もう片方はスーパースパー製と記載されています。使っていたのはスーパースパー製のマストだったので、一見問題はなさそうなのですが、そのモデルがM7かM7+かが決め手になりました。

スーパースパーと書いてある方の計測証明書は、発行が古く、スーパースパー社がM7+タイプのマストを発売する前の日付でした。しかし中村艇のマストは、側面の刻印から、M7+であることが認定され、失格の結審が出たのです。この時点で、中村艇は最終日の2レースをリタイアし、オリンピック代表選考を辞退する決意をしました。

レースの方はまだ山田艇に逆転の可能性が残されていましたが、第11レースの浜崎艇の2位で、470級男子シドニーオリンピック代表が確定しました。

女子は中盤、重/木下がダントツの走りを見せますが、終盤、井嶋/生田がよく食らいつき、結果として両艇の間に2艇しか入りませんでした。ハンガリーで逆転するには、井嶋艇が優勝の場合、重艇が4位以下の条件です。

男子よりも点差が小さいのですが、なにせ女子は国枠を取らなければ誰も出られません。まだまだ厳しい選考が続きます。

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以上、出来るだけ起こった事実だけを報告しました。男子の結果について、感想は人それぞれでしょうが、一つだけ間違いないことは、誰もこんな決着のつきかたを望んでいなかった事です。海の上で勝敗が決まって欲しかった。心底そう思います。

誰だって負けるより勝ちたい。でもその気持ちの中身は人によって違う。かっこよく勝てれば一番いい。それができない時に、どうするか。何のためにそのスポーツをやっているのか。そんな事を考えさせられました。僕の結論は、まだ出せません。

ぜひ皆さんの感想や、メッセージを、BBSに書いてください。

次回からの代表選考が、もっと気持ちのいいものになるように。
せめてこんな選考を繰り返さないために。

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