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Kieler Woche 2000 いよいよ迎えた、最後のレガッタ。 ろくな成績を上げていない僕らは、このままでは日本に帰れないと、っていうか、資金が底を尽き、本当に日本に帰れない状態でした。 というのも、実は僕らは、イタリアで大きな買い物をしました。ギリシアチームからセールを買ったのです。未使用のメイン、ジブ(オリンピック製)を、約10万円で。 お買い得とはいえ、僕らには大きすぎる出費。でも、それでも欲しかった。それほど、僕らはスピードに苦しんでいたのです。 いきなりセールを変えても、セッティングが決まるころには、レガッタが終わってしまうんじゃないか。 そんな不安もありましたが、結論、速かった! 事実、予選初日はオールシングル。(3レース目はリコール) が、その時、1艇のジュリーボートが・・・ なんと新品のオリンピックセールは、ジブにしかメジャラーのサインがなく、メインが未計測だったのです。うかつでした。レガッタ前のスタンピングがあるからと安心していて、急遽スタンピングがなくなった時に、気が回りませんでした。 結局、2日目の第1レースも失格。セールも変えざるを得ませんでした。 2つの失格を抱えても、ゴールドには残りました。が、予選のスピードは戻りませんでした。しかも最終日、上マークを4位で回ったところで、スピントラブル。最終日に22位から31位へと滑り落ち、キールウィークを終えました。 なんとも締まらない。やり残しだらけのレガッタ。やり残しだらけの遠征となってしまいました。 僕らはセールでしたが、フォアステイが長いとか、バウラインの径が細いとか、そういう細かいルールで、失格になったフネもいました。あらためて、ヨットレースは、沖に出る前から勝負が始まっている。そう刻み込まれたレガッタでした。
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