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あっという間に、シドニー最後の夜となりました。 そして今日、最後の練習を終えてフネを積み、明日はメルボルンへの移動日です。最短で行けば1000kmもないので、1日で行けるんですけど、ちょっと遠回りして、のんびり行くことにしました。大晦日に到着の予定です。 は〜 今の悩みを正直に言うと、いよいよキャンペーンも大詰めにさしかかってきて、仙台で二人だけでやってた頃に比べて、いろんなことが複雑になっちゃった事です。関わる人間も増えたし、動くお金も大きいし。まぁしょうがないことなんだけど。 このsailfastでも、正直言って、以前ほど自由なことが書けなくなって来ちゃいました。書きたいけどどうしても書けないことって、やっぱあるし、この文章が与える影響もドンドン大きくなっちゃって・・・ でも、僕の本心は、やっぱり出来るだけありのままでありたい。書きたいことは書きたいし、それがたとえ少々ネガティブな内容でも、いい所ばっかり見せようとするよりは、さらけ出したい。そう思ってます。だって、その方がよりリアルだし。そもそもオリンピックキャンペーンなんて、いいこと楽しいことばっかりなはずがありません。 苦しい時があるからこそ、勝った時の喜びもまた大きくなるんです。 将来オリンピックを目指したいと思っている、若いセーラーのみなさん! 練習はしんどいし、仕事は出来ないし、お金はかかるし、ホ〜ント大変なんだから! でも、オリンピックを目指す、世界の頂点を目指すということは、これ以上ない、挑みがいのある目標です。 この経験が後々の僕の人生に役立ったと、そう言えるかどうかは、まだ分かりません。 今は先のことなんてどうでもいい。 そんな濃密な時間を過ごしてみたいと思うなら、どうかそのままヨットを続けて、いつかオリンピックを目指してください。若ければ若いほどいいです。 さあ!泣いても笑っても最後の年、2004年がやって来ました! まだまだ僕らは速くなれる、強くなれる。その時間は残されています。 We wish your glorious new year.
ついに選考レースが終わりました。3年目にして最も吹いた選考レースだったそうです。 結果、男子470は僕らの他、 の6チームに可能性は絞られました。 来年5月にクロアチアで開かれる、2004年世界選手権で、この中の最高位選手が日本代表になります。 残された時間は半年足らず。 最終選考に駒を進めたチームをリストにすると、ひとつの共通項が見つかります。 どこどこの所属や出身にとらわれず、お互いを必要としたもの同士が、有機的に結びついた。 んが!んがです。 4年前、ここで衝撃の最終選考を目の当たりにし、次は自分たちが必ず、誰からも文句のつけられない、理想の日本代表になってやろうと。二人でそう固く誓って帰国し、仙台での極貧生活をスタートしたんです。 あの頃の、夢と不安が入り交じった日々。 あんなどん底から這い上がって来たんですから、絶対に誰にも負けられません。こうしてシドニーでヨットに乗っていると、4年前の自分たちの熱い思いが、いやでもリアルによみがえってきます。 明日からシドニーインターナショナルが始まります。前回の最終選考の幕開けとなったレガッタ。選手として出たのは、もう5年も前です。 この5年、自分たちが何をしてきたのか。それをこの海の上に表現してきます。 大丈夫です。
みなさん、いかがお過ごしでしょうか。僕らはシドニーに入って1週間が過ぎました。昨日までは、 あいにくの曇り空で、らしくもない肌寒い日が続いていましたが、今日は今遠征で初めてのピーカン晴れ。 猛烈な紫外線の洗礼を浴びて、全身がカッカと火照っています。 4年ぶりにオーストラリアに来て驚いたのは、物価が高いこと。 いつもヨーロッパの物価高に悩まされながら、あ〜これがオーストラリアなら安いのにな〜なんて夢見てたのに〜。うそつき!え〜〜〜ん! 泣きながら日々を過ごしています。 つまりは日本が景気が悪いってことなんですね。まさにデフレの国からインフレの国に来た感じです。 まぁ、などと文句を言っても始まらないし、暖かくて海キレイだし、幸せなんですけどね〜。 さて、夏本番のオーストラリアとは打って変わって、日本では極寒の中、選考レースが幕を開けました。 負けたら終わりというプレッシャーの中で、7日間20レースを戦う経験は、少なからず、勝ち残った選手の自信につながるでしょう。 その経験を出来ない僕らは、それに勝る経験をして帰らなければいけません。 あー、言いたいことは山ほどあるのに、全然まとまりがつきそうもないので、今日はこれぐらいにします。 sailfast | Profile | NEWS | Photo | Diary | Link | BBS | Shop |
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