Zhik ディンギーウェアガイド
Zhikには様々ながセーリングギアがラインナップされていますが、これらを組み合わせることでかじかむような寒さの冬から、うだるような暑さの真夏まであらゆるコンディションに対応できます。
今回のガイドは相模湾や愛知、福岡など日本の中でも中緯度帯の海辺を想定しています。自分の活動海域のウェアに悩んだ場合は是非お問い合わせください。
春 (3月〜5月)
春先は水温が低い事に加えて気圧配置により強い風が吹く日が多いので、最高気温が高くても(20℃くらい)冬用のウェアでのセーリングをオススメします。
スーパーウォームのトップとスキフのセットをメインに、穏やかで暖かいという日はトップだけをマイクロフリース等にすることで容易に体温調整ができます。
梅雨、初夏(5月〜7月)
水温が上がり暖かい日が多くなるので冬用ウェットスーツの出番は減ってきますが、雨が降ると体感温度が一気に低下するのでこの時期でも薄手のウェットスーツや防水のトップは欠かせません。
マイクロフリースのトップとスキフのセットをメインに、雨風が強い日はトップのみスーパーウォーム、穏やかな日はハイドロフォビックフリースを着るなどして体温調整をすると良いでしょう。
また突然の雨に備えてコンパクトで防水性、防風性のあるパフォーマンススモックを1枚海上に持っていくのがオススメです。
夏(7月〜10月)
梅雨が明け連日30℃を超えるうだるような暑さの日はセーリング中でも極力体温を下げる必要があります。
エコスパンデックスやハイブリッドギアは濡れることにより水分の蒸発で体を常にクールに保つ機能があるので、酷暑の中開催された東京2020でも大勢の選手が使用していました。
日が陰って肌寒い日は適度な保温性と高い通気性を持つハイドロフォビックフリースや、パフォーマンススモックで体温をコントロールしてください。
秋、初冬(10月〜12月)
この時期は水温は高いですが気温の変動が大きく、ウェット無しでも十分な日があったり、冬用のウェットに防水トップを着る必要があったりと、その日のコンディションによって適切なウェアが大きく異なってきます。
ハイドロフォビックフリースや、マイクロフリースのトップとスキフのセット、パフォーマンススモック等を組み合わせて着るのがオススメです。
冬(12月〜3月)
暖かい日が少なくなり最高気温も高くて10℃程度になってくると、冬用のウェットスーツと風雨を防ぐ防水トップは欠かせません。
それだけでは防寒対策としては不十分なので、ウェットの下にインナーを着たり頭や足元といった体の末端や、太い血管が通る首元を温めると体感温度がぐっと上がります。
この時に注意したいのがアパレル用などの保温インナーを着てしまうと、汗や水分を体の表面から分離させる機能が弱いので結果として体を冷やすことになってしまいます。
インナーにスーパーサーマルハイドロベースかハイドロフォビックフリース、その上にはスーパーウォームのトップとスキフ、アウターにはパフォーマンススモック、頭にはシンサレートビーニー、足元にはスーパーウォームソックスを装備すれば冬のセーリングの準備は万全です!