初めてのジャケット、トラウザー選び その4〜用途別オススメ〜

前回まででウェアの種類についてお話しましたが、今回は具体的にどのモデルがどんな用途に向いているかを説明します。

Zhikの現在のセーリングジャケットのラインナップは以下のようになっています。

OFS800・・・オフショアセーリング向けハイパフォーマンスモデル
山や自転車の分野でGORE-TEXと並ぶ実績を持つeVentと呼ばれる3レイヤー防水透湿素材を使用しており、軽量で高い防水性を持ちながらも透湿性が特に優れている

OFS700・・・オフショアセーリング向けミドルレンジモデル
上位モデルのOFS800シリーズと同様の構造で風雨に対するプロテクト性能を維持しつつ、2レイヤー防水透湿素材を用いることでコストを抑えている

CST500・・・コースタルセーリング向けハイパフォーマンスモデル
突出した軽さと透湿性を持つAROSHELLファブリックと、動きやすさとプロテクト性能を両立させたデザインでインショア、オフショア問わず活躍する。

INS200・・・インショアセーリング向けミドルレンジモデル
コストパフォーマンスに優れる3レイヤーVectaファブリックと運動性を重視した細身なデザインでブイ周り等のインショアセーリングに最適

INS100・・・インショアセーリング向けエントリーモデル
2レイヤー防水透湿素材とフルシームシールで廉価ながらも完全防水構造を備えた万能ジャケット

ディンギー用ウェアをクルーザーで使っても大丈夫?

スパンデックスやウェットスーツ、ディンギー用ブーツ等濡れることを前提とした速乾性や通気性の悪いディンギーウェアをキールボートに使うと、蒸れたり汗冷えしやすいのでおすすめはしません。最悪臭くなって匂いが取れないことも。。。

ただしハイドロフォビックフリースパフォーマンススモックといった、水を含まず通気性が高いようなものはディンギーとキールボート両方で使えます。


オフショアセーラーにおすすめ

レーシング

クルージング

小笠原レースや沖縄東海レースなど、何日もレースで船の上で過ごすことになるオフショアセーラーは一度濡れると体力を著しく奪われてしまうため、軽くて高い防水性能を持つOFS800シリーズが最適です。

ワンオーバーナイト程度ならさらなる軽さや動きやすさを重視してCST500シリーズも選択肢に入れてもよいかもしれません。

シビアなレースよりもクルージングが中心で、コストを重視する場合はOFS700でも十分雨風をしのげるので快適に過ごせます。


インショアセーラーにおすすめ

レーシング

クルージング

運動量の多いマーク周りのレースや短距離のブイ周りレースでは動きやすさを重視したCST500INS200がおすすめです。

レースでの性能よりも使いやすさやコストを重視する場合はINS100でも様々なシチュエーションに対応します。


ジャケット、トラウザーの選び方については以上になります。自分にあったウェアを見つけてください!